母が自分の背中で子どものやる気を引き出す

学び方の大事なポイントは心の持ち方親が子供の見本となること

~保護者編~(1)「子どもに勉強しなさい」という前にまずは自分の背中を見せる

お母さんの相談で一番多いのは、「子供がなかなか勉強してくれない」というものです。
私の答えは
「『勉強しろ』と言うからかえってしないのです。そして、子供がいやいややっているから、返って成績は上がらないのです」。
誰でも、強制されるのは嫌です。
強制の反対は自由です。
私も強制されるのは返って嫌です。
スポーツの指導方法も変わってきているのを知っていますね。
私は、空手を40年近くしてきました。
空手を始めたころは、強くなるためには「根性」とか「我慢」とかが必要だと思っていました。
ところが、今は、スポーツもいかに楽しむかが大切です。
お母さんは勉強が好きでしたか?
自分が楽しくないことを子供に押し付けるのは、どうでしょうか?

では、どうしたら子供が勉強する気になってくれるかです。
お母さんにとって、気が気ではありませんね。
お母さんができることは、お母さんの生きる姿勢を示すのです。

かつては、勉強してこなかったお母さんでも今を、楽しんでいる姿を見せるのです。
勉強させたかったら、お母さんが勉強すればいいのです。
お母さんが勉強する時間がなければ、仕事や家事を楽しむのです。
子供は特に母親の姿を見て育ちます。
お母さんが目の前にあることを楽しんでいるということが子供につたわれば、子供は自分も楽しもうとします。
子供は本来、お母さんが大好きです。
お母さんが子供を案じるのはわかります。
お母さんが心配すればするほど、子供は、親の関心を引こうとさらにヒートアップします。
子供の機嫌を取ろうとすると帰って、親は何でもしてくれると思って子供はますます増長するでしょう。
まずいと思えば、素直に子供に謝ることも必要ですし、いろいろな話をする必要はありますが、必要以上に機嫌を取らないことです。
子供は自分の機嫌は自分でとるしかありません。
時間しか解決してくれません。
子供の機嫌を取る前にお母さんは自分の機嫌を取ってください。
他人の機嫌をとるほどしんどいものはありません。
目の前のことをゲーム感覚でとらえることです。
例えば、小さいころしたトランプゲームの「神経衰弱」を思い出してください。
あのゲームはとりもなおさず、「暗記大会」ですね。
炊事でも「絶対、おいしいと言わせてやる」と思ってするのです。

新日本教育研究所の教育理念

1、心の育成

心の持ち方の指導を行います。
具体的には私が作成したプリントを授業の初めにお渡し、そのプリントを熟読・ワークシートの完成を行うことによって、積極的思考を養います。 これをことばや行動によって実行に移していきます。
この心の育成は、私がいろいろな本を読んだり、セミナーに参加したりして得た指導方法で行います。これらを生徒にやらせてみると、すごい効果がでました。

2、人間力の養成

人間力とは、マナーや礼儀といったもので、いわゆる人間どうしが気持ちよく生活できる手段です。
人間力を養成することによって、より豊かな人間関係を構築できるものと考えています。
人間関係で悩んでおられる生徒は多いと思いますが、本当に相手を思いやる心を育くめば、今よりさらに快適な生活ができるし、「いじめ」もなくなります。
当塾で行うのは、あいさつ、返事、掃除、履物をそろえるといった当たり前のことです。

3、学力の育成

学力の育成は、「やる気」と「勉強方法」の両輪です。
なぜ成績が上がらないのか考えたことがありますか?
いやいややっているからです。それと、人は命令されると、従いたくはなくなります。
我々の仕事もいやいややっていると効果が表れません。
そう、勉強を好きになればよいのです。
でも、勉強を好きになれないものです。勉強がお子さんをいじめているわけでもないのに、なぜか好きになれないのです。

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